第8章 ☆彡紅桜
”人斬り似蔵”こと岡田似蔵は、
失った左腕に『紅桜』をすげていた。
桂や、銀時を狙ったのは、
『紅桜』に戦闘データを蓄積して能力を飛躍的に向上させる為と、高杉晋助という男が新しい伝説を作るのに、
古い伝説である二人の存在が邪魔だったから、だった。
似蔵「高杉晋助の隣に居るのは、奴らじゃない。俺達なんだ」
高杉晋助は、刀匠の村田鉄男と
船の中の『紅桜』達を眺めていた。
晋助「酔狂な話じゃねーか、大砲ブッ放してドンパチやる時代に、こんな刀作るたぁ」
鉄男「そいつで、幕府を転覆するなどと吹く貴殿も、
充分酔狂と思うがな!!」
その言葉を高杉は、受け止めた。
晋助「ホラを実現してみせる、ほら吹きが英傑を呼ばれるのさ、俺はできねーホラはふかねー」
晋助「鳶が鷹を産むとは聞いたことあるが
鷹が龍を産んだか…
侍も剣もまだまだ滅んじゃいねーってことを見せてやろうじゃねーの」
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