第8章 ☆彡紅桜
トドメを刺したと思った『紅桜』は、
銀時の体の中心をわずかに外して
その脇腹をえぐって岩に突き刺さっていた。
強烈な力で岩に突き刺さった刀は、容易には抜けない。
その時、が似蔵めがけて飛び降りてきて、
似蔵の右腕をばっさりと切り落とした。
「ハァ、ハァ
絶対…絶対に許さない…!!
岡田似蔵…お前の相手はわたしだ」
似蔵「アララ、腕が取れちまったよ。酷い事するね」
と凄む似蔵に対し、銀時を背に一歩も引かず
「…次は左手をもらう!!」
と刀を構えた。
そこで奉行衆が駆けつけて来たので、
似蔵は自分の腕と刀を拾うと
似蔵「勝負はお預けだな」
と言って闇へと消えた。
似蔵が消えたのを見届けた銀時は、ゆっくりと倒れて意識を失った。
銀時「へっ・・・へへ、おめーは、やれば出来る子だと思ってたよ」
と言葉を残して。
「っ…銀さんっ」
、