第6章 ミルクは人肌の温度で
病弱で寝てばかりの勘太郎は
勘太郎「だったらいっそ俺は何もいらないからさ…そーさなー…蝉にでもなりたいね…」
お房「蝉?
勘太郎様、蝉になんかなったら1週間しか謳歌できませんわ」
勘太郎「良いんだよそれで…
だってあんなにはらいっぱい気持ち良さそうに鳴いてるだろ?」
この浮世を一週間しか生きれなくても、その一週間を腹いっぱい気持ちよく鳴いてみたいと言う。
それから二人は駆け落ちし、
貧しいながらも泣いたり、笑ったりの日々を過ごしたが
勘太郎の病気の悪化でその日々も終わりを告げた。
病気の一人息子を連れ出され、
死期を早めたお房に、父親の勘兵衛は怒りに怒った。
そして勘太郎の死後、唯一の後継ぎとなったお房の子
勘七郎を奪い取ろうとした為、
お房は勘七郎を一時的に万事屋に預けた、というのが、事の流れであった。
上階で神楽達が暴れる中、
銀時「社長にあわせろ」
と現れる
だが、アポを取っていないと追い返されそうになる
仕方ないので、勝手にエレベーターに乗り上へと向かう
上階では、新八達が用心棒に見つかり、取り囲まれていた。
そこに現れたのが、勘七郎をおぶった銀時であった。
銀時「アッポウ」
勘七郎「アポ」
、