第4章 ☆彡星海坊主
新八が、神楽解雇の事実を知ったのは翌日だった。
家出娘を親元に返しただけだ、と言う銀さんを、新八は怒りに任せて投げ飛ばした。
は万事屋へきたら銀時が飛んできた。
新八とには神楽の気持ちが痛い程にわかっていた。
神楽が、どんなに万事屋を大事に思い、どれだけ銀さんを大事に思っていたのか…。
新八「もういい。仲間だと思ってたのは僕らだけだったみたいですね」
銀時「てめーも神楽も、こっちから頼んで来てもらった覚えはねェよ」
新八「僕も辞めさせていただきます」
と言って万事屋を出て行った。
2人きりになったら銀時に
定春がクンクンと鼻をならして近づいてきた。
銀時「お前も出て行っていいんだぞ、大好きな神楽ちゃんももういないんだからよ」
定春は、口に咥えた物を、銀時の前にポトリと落としてお座りをした。
それは手紙だった。
銀時「…これでよかったんだよな。
俺も親子ってのがどういうもんなのかよくわからねーが…これでよかったのさ」
「銀さんは、これでいいの?」
銀時「親と居るのが結局一番よ。
突き放さないと神楽は帰らないだろ…
悪かったな。お前にも嫌な思いさせちまった。」
「ううん…」
銀時の気持ちを確認すると、もターミナルへと向かった
万事屋を出て行った新八は、一人で神楽を止める為にターミナルへ乗り込んでいた。
新八(神楽ちゃん。君がどれだけ万事屋が好きで、君がどれだけ銀さんを大切に思っているかは知ってる…
知ってるんだ、だって、僕も君も同じだから。
きっていつか別れの日は来るのはわかってる。でも今は…まだ今は…)
新八は、神楽の乗った宇宙船に向かって叫んだ。
新八「僕ら三人そろって万事屋だろ!僕一人じゃあの人は手に負えないよ!だから帰るなよ!」
新八の気持ちに涙ぐむ神楽に、退治したはずのエイリアンが襲い掛かった。
あのエイリアンは、真選組によって回収され、
同じ船に乗り合わせた央国星の皇子の珍生物コレクションに入れられていたが、実はまだ死んではいなかったのだった。
コレクションケースから逃げたエイリアンの暴走は止まらない。
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