第4章 ☆彡星海坊主
神楽の乗った宇宙船は、
巨大化したエイリアンに襲われていた。
央国星の皇子のエイリアンコレクションを飲み込み、
ターミナルの宇宙船を打ち上げる為の
膨大なエネルギーを吸収し、
その体は宇宙船をも飲み込む程に膨れ上がり、
ターミナルで神楽に話しかけていた新八をも取り込んでいった。
神楽だけなら、この状況から脱出する事は容易だった。
だけど、神楽は乗客を助ける為に船に残り、巨大エイリアンと戦っていた。
そうさ、変われるものか。もがいても、もがいても、結局変われやしなかった…
何も変える事なんて出来なかった。苦しいだけなら、いっそ…
星海坊主は新八を助けると
星海「邪魔だ、帰れ。ここは俺達の居場所だ」
と言って、新八を呑み込もうとするエイリアンを、番傘一つでぶった斬った。
星海「俺たちの生きる場所は違うと言ってるんだ。
これ以上神楽に関わるな。
これ以上神楽を苦しめるな。人が簡単に変われると思っているのか?」
と言い残して娘を助ける為にエイリアンへと向かって行った。
だが、新八はそこを動かなかった。
「新八くん!」
新八「さん!どうしてここに?!」
「…そりゃ出動だよ!って言いたいとこだけど。
最後に神楽の意思を聞きに来たのよ。」
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