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銀魂☆逆ハー

第13章 ☆彡ヒツジ数えるの自体に夢中になる







銀時「…」

「銀さん、どうするの?
このままじゃ…」

銀時「言うな。わーってんだよそんなもん

さっさと病室戻んぞ」

ミツバ「銀さん、昨日は山崎さんと何を話していたんですか?」

銀時「あ?なんでもねぇよ気にすんな」

ミツバ「そう言われると余計に気になります」

「ミツバお姉ちゃん!男の子がコソコソするときなんて
決まってるよ!エッチな話してるんだよ!」

ミツバ「男の子って集まってはつるんで悪だくみばかりして
あの人たちもそう…男同士でいる時が一番楽しそうで結局女の子が入り込む余地なんてないの。
みんな私を置いて行ってしまったわ。
振り向きもしないで…」

銀時「こんな良い女をほっとくなんて罪なやつらだねぇ」


ミツバ「ふふ。そうでしょう?
…そーちゃんにはいろいろ心配かけたから、幸せになって
そーちゃんを安心させてあげなきゃ。幸せにならなきゃね…」

「…」

それまで、ミツバの話に相槌を打っていた銀時は黙ったままだった。

銀時は、先ほどの山崎の話が頭にあった。
攘夷浪士と黒いつながり。それで本当にミツバは幸せになれるのか。

考え込んでしまったいた2人は、ミツバの咳こみで我に返る。

「ミツバお姉ちゃん!!!」

銀時「おい!しっかりしろ!」

ミツバは吐血していて、そこから意識がなくなるまでは早く
沖田が駆け付けた時には集中治療室の中だった。


そして医者は総悟に「家族の方はそれ相応の覚悟をしておくように」
と残酷な告知がされた。

ミツバの容態急変は、山崎によって土方にも伝えられた。

山崎「副長、行ってあげてください。こんな時に仕事なんざ…
よりによってミツバさんの婚約者をしょっぴこうなんて…酷です。あまりにも…
ミツバさんや沖田隊長の気持ちも考えてやってください!
副長が間違った事をしているとは思っちゃいませんよ。
でも今やるべき事ではこんなことじゃないでしょ…」

だが、土方の意思は変わらなかった。

土方「フン、俺が薄情だとでもいうつもりか。
そうでもねーだろ、てめーの嫁さんが死にかけてるってのに、こんな所で商売にいそしんでる旦那もいるってんだからよォ」

と言ったその目はいつもの土方ではなかった。









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