第13章 ☆彡ヒツジ数えるの自体に夢中になる
その後も、ご飯の上に大量に唐辛子をかけて食べる
ミツバと、ご飯の上に大量にマヨネーズをかけて食べる土方はよく気があうのか
姉は土方との食事が楽しそうで…気に入らなかった。
近藤「ダメだってそんなに唐辛子かけちゃ!」
ミツバ「だっておいしいんだもの。」
近藤「だものじゃないよ!
絶対身体に悪いよ!真っ赤だもの!
まったく近頃の若者は味覚がおかしい!なぁ、トシ!」
土方「ニュルニュル」
近藤「トシィィィ!!!!」
―――
沖田「気に食わねぇやつだ。
昔からあいつは気に食わねぇやつだった。」
沖田は、その気にくわねぇ奴に自ら会いに行った。
土方が山崎を使ってミツバの周辺を嗅ぎまわらせている事に触れて
沖田「これ以上姉上の幸せブチ壊すのは…!やめてもらいてーんですが」
土方「〝転海屋〟攘夷浪士共に武器を横流しする密売人だ。
おめーの姉貴の旦那は俺たちの敵なんだよ」
だが、見逃してほしいと頼んだ。
沖田だって、そんな悪党と一緒になって、ミツバが幸せになれるとは思ってはいない。だが…
沖田「もう、長ぇことねぇみたいなんでさァ
やってられねーよ、小さい頃から病弱な体を押して俺の世話ばかりで、自分の事ほったらかしで婚期も遅れちまって、やっと幸せ掴んだと思ったら…。
せめて死ぬ前に人並みの幸せを味わわせてやりてーんですよ。
見逃せとは言わねぇ、ちょいとだけ時間を…
土方さん、姉上がずっと結婚しなかったのは、アンタのこと…」
土方「取り引きは明日の晩だ、刀の手入れしとけよ」
沖田「アイツはいつもそうだ。フラリとあらわれて
俺の…俺の大事なモン全部横からかっさらっていっちまいやがる」
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