第11章 ☆彡.。そういう時男は黙って赤飯
後日、お妙の働くキャバクラに包帯まみれのミイラ男となった土方が来店し、お妙を指名した。
お妙「そうですか、、みんなは来られないんだ。
土方さんもすみませんでした。私のせいで…そんなミイラ男に」
土方「お前の為じゃねぇ。俺は喧嘩してミイラ男になったんだ。」
お妙「私…最低ですよね」
土方「釈迦じゃあるめーし、目の前のもん全て救えるとでも思ってたのかよ。
そんなもんで折れる程、お前さんの生き方は脆いものだったのか?
今…お前の言う半端な優しさでも救えるものがあるとしたら、お前、どうする?」
後日、土方は近藤局長とゴリラの結婚式に出席していた。
猩猩星の王女の結婚式とあって豪華なものであった。
新八「銀さん…人間ってどう転ぶとあんなふうになるんですか?」
銀時「庭で脱糞して、ワンドラップいれるとああなるんだよ」
沖田「旦那ァ、笑えないですぜ」
「やっほー!」
土方も沖田もこの結婚式を壊したいのだが、真選組の立場として暴れるわけにはいかず、万事屋の3人に
破壊工作を任せてみようと招待したものの、銀さん達は、このゴリラだらけの結婚式に何もしないでいた。
そしてトランシーバーでコソコソ会話をし、男達は連れションに。
司会「それでは夫婦初めての共同作業へ」
近藤「ぇぇぇぇぇ?!ちょ、まっ、普通ケーキ入刀だろ!バナナ入刀?!」
沖田「その後姐さんの様子はどうなんです?」
銀時「やっぱちょっと元気ねーみたいよ」
沖田「これじゃ近藤さんが報われねーや、姐さんの笑顔見るためだけに頑張ったのに。近藤さんこのまま猿の惑星行きじゃ報われねーすよ」
銀時「心配いらねーよ、あの女、借りは返すぜ」
男達が連れションしている頃、その女は結婚式会場に現れた。
近藤を初め新選組の面々は感涙にむせび、立ち上がった。
近藤「俺達の局長の嫁は俺達が決める!!護れェェ!!局長と姐さんの愛の道ををを!!!」
部下達のその言葉に、近藤はまた泣いた。
お妙「てんめェェェ何してくれんだァァァ!!私のお…」
銀時「で、どうなの?実際のところ?」
沖田「姉さんは近藤さんのことどう思ってんの?」
土方「ホレてる。ありゃ間違いなくホレてる」
一方九兵衛は式の外からお妙の笑顔を見守った。
九兵衛「見たかったものもようやく見れたしな…」
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