第11章 ☆彡.。そういう時男は黙って赤飯
決着は、銀時・新八 VS 九兵衛・敏木斎に委ねられた。
二人の攻撃の早さに新八は面食らい、持っていた剣をはじき飛ばされた。
丸腰の新八をかばって二人の攻撃を受け続けた銀時は一方的にやられていた。
九兵衛「お笑いじゃないか、君が一番の足手まといとは。
君はいつもそうだ。誰かの影に隠れ護られ、
君を護るものの気持ちなど知りもせず、ただすがるだけ。
お妙ちゃんの顔に、なぜあんな偽者の笑顔が張り付いてしまったのは、君が弱かったからだ。新八君。君にお妙ちゃんの哀しみ、苦しみを受け止める強さがなかったかせ、彼女は自分の弱さを隠そうと仮面をつけた。彼女を護れるのは、僕だけだーーー!」
銀時「知ったような口きくんじゃねーよ。
テメーなんぞにコイツを語ってもらいたかねーんだよ」
銀時の後ろにいた新八が飛び出し、
自ら敏木斎の攻撃を受けて吹っ飛んだ。
敏木斎「大将撃沈。これで終わりじゃ」
銀時「じーさんよォ、アンタの孫はテメェが色んな誰かに護られて生きてることすら気づいちゃいねぇよ。」
敏木斎「あんちゃん。木刀は?」
新八「あぁ、ようやく見つかった」
銀時の木刀は新八の手にあった。
銀時「新八、テメーにはよく見えるだろ。
護り護られる大事なモンがよ」
新八「これでよく見える」
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