第11章 ☆彡.。そういう時男は黙って赤飯
ここからがほんとうの戦いだとばかりに
土方の本領が発揮された。
土方「安い餌は食い飽きたぜ。
俺を釣りてぇならフルコースにマヨネーズぶっかけてもってきな」
と、土方は北大路を牽制する
「なにそれ不味そう〜」
近藤「おぉ!無事だったか」
「うん〜アネゴ見つからないんだよね〜
あ、土方さん無事〜?」
北大路「俺に言わせれば、お前の剣筋は変化のない単純な剣撃。
俺達はあらゆる型を幾万も身体に叩き込んでいる。
それは貴様のカン頼りよりも確かなもの…
その僅差の判断の差が達人同士の立会いにおいて致命的なものとなる!!
それが才能に溺れ、努力を怠ったが貴様の敗因」
おされ気味の土方を見ていられず、飛び出しそうになる新八を、近藤が止めた。
近藤「すまん、手を出さんでやってくれ。
お妙さんの身がかかっている戦いで言えた義理じゃねえが
あいつは負けず嫌いだ。手出したら殺される」
新八「負けず嫌いって…このままじゃ土方さん死にますよ!」
近藤「そうかもしれん。だがトシに加勢すると言うことは
俺があいつを信じないと言うことだ
ただの喧嘩剣法じゃアレには勝てねーのは
アイツが一番よく知っているさ…」
「新八、大丈夫だから
あのマヨネーズ信じて見とけってことよ」
近藤はそう言って、昔、真選組の連中がまだ田舎にいた頃の話を、新八に聞かせた。
、