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【ONEPIECE】déjà-vu ※書き直し中

第3章 昔のアタシ



留置所は声が煩く響いている
荒れた男の声が響き続けた。

そこへドンとドアが勢いよく開いた


「おい離さんか!!私は正義を全うした!
駒を駒のように使って何が悪い!!」

彼の名は言う必要もない。
元はくらいが高かったとはいえ、今ではただの罪人同然。

罪人の名を言う必要も無かろう。

「久しぶりだな、今となっては……位のない屑」

ハナはその罪人の檻の前に立ち、見張りの海兵らが戸惑うのを無視して君臨す

すぐ罪人もハナに気づき、声を荒らげるのを海兵らにではなくハナに変えた

「……あァ久しぶりじゃあないか、レッドフラッシュ
どうだ島は消えたか?今回も」

「……望み通り跡形もない。世界の歴史からは島は全て消えた。今回も」

「はァそうかそうか……クックックッ」

笑う彼に余計イライラとハナはする
今すぐにでも歴史から跡形もなく消したい

だがそうすれば後悔するのは見えている

「……何がおかしい」

笑う理由を問うと罪人は余計笑い、そして声を大きくまた荒らげた。

「決まっている!私のしたことは全て水泡に帰した!!
お前がセンゴクなどに弱音を吐いたからだ!!」

弱音?違う、アタシは……

「弱音なんて吐いてない、アタシだから…!」

固く拳を握りしめる。此奴を今すぐにでも!

その時不意に肩を誰かに叩かれた

「落ち着けハナ、事情は全て聞いた」
「!、元帥殿……」

付いてきていたセンゴクだ

「……ハナ、もういい」
「……?」


彼はまた優しくアタシに微笑んだ、アタシに


センゴクは途端にキッと顔を変える

「まさかお前とは思わなかった、世界政府の……いや位はもう無いか……罪人よ

「はっ、偉そうに……昔は犬だったというのに、偉くなった途端変わったな。センゴク!」

「……私はずっとこうだった。変わったのはお前だろう罪人めが!」

「……いくらでもいやぁいい。
然しセンゴク貴様も黙ってハナの行く末を見届けていればいいものを!

お前にも伝えた私が馬鹿だった!」

ピクンとハナは反応する

「……伝えた?どういう意味……元帥殿はどこまで話を_」

「全てだ!計画も何もかも!何故反対した?なぁセンゴク!!」

「元帥殿……」
「……あぁ、すまない。」

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