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【ONEPIECE】déjà-vu ※書き直し中

第3章 昔のアタシ


ハナはそのまま走り続ける
追手の足音が増えているのがなんとなくわかった

「はぁっ…ゲホッ流石に使い過ぎたな……力を」

口から血反吐がボタボタ咳する度に溢れる

その状態で未来を見てみる
……成程、
右に行くと海兵が待ち構えていると

ならば左に曲がって、それで3秒後……


「「緊急事態発生!緊急事態発生!直ちに総員準備せよ!目標、エフォルト ハナ!エフォルト ハナ!」」


「警報がなる……そして私は」

目の前に見える窓に向かって突っ込む!

海兵らは後ろで左右から現れた同士頭を打ち合う、

そのまま窓を同じように通る海兵
下からさもわかっていたかのように現れる海兵
頭上から狙撃しようとする海兵

それぞれが私を狙う

「……海兵はなめてはかかれない、私の経験に記そう」


海軍基地を抜けて街に出る
今は朝5時だというのにお構い無しに騒ぐ海軍の者共

少し罪悪感があるものの、
私はそれ以上に今も昔も酷いことをしているのに気づき考えるのをやめた


「……ここまでか」

港にも集まっていた海兵
考えが読まれていたんだなぁ

周りの海兵に銃を向けられ大人しく立ち止まる
後ろから兵士が一人歩いてきた

「観念してもらおう、ハナ」

「センゴク……」


なんとセンゴク直々に来たのだ。
恩人なのに……迷惑結局かけちゃったな

「いやぁいけると思ったんだよ?」
「我等海軍を甘くみてもらっては困る
残念だハナ、処刑確定だ」


優しい目はもう向けられない
仕事に私情は持ち込まない、彼はその通りだった

「ねえセンゴク」
「……」

答えようとしない彼にそのまま続けて話す

「私さ、ここで自由を知ったよ
自由って凄い、自分のしたいこと何でもできるから」

「口を閉じろハナ……」

固い表情
それに対して笑顔に語る私

「私、自由になりたい
だけど恩人の貴方の助けにもなりたい」

「何を企んでいる!」

嫌な予感を察し怒鳴るセンゴク
手に力を込めた自分

「だから……ごめんね」

力を解き放つ私と

「ハナ!」

手を伸ばすセンゴク

「歴史消去
私の故郷の記憶、空白の100年の記憶
そして……
今、ここにいる私以外の行動の歴史を消す!」

瞬間赤い雫が降り
私の記憶とそこにいた筈の海兵らは消えた
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