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もう、なにも怖くない

第15章 秀徳 対 誠凛


視点がコロコロ変わります。

高尾side

第四クオーター。
黒子が出て来た。

なんかいい対策見つかったかな?………。
またパスの中継?

なんだよ…同じかよ……。

縁side

これだ…。なんで…。
なんで取られるのがわかってるのにパスを出す?
自棄?
わからない………。

蒼依side

………。
出て来たと思ったのに、変化なし?
なにが狙いなんだろう…。

高尾side

なんか仕掛けるつもり?ま、させねーけどな。逃げられねーぜ?

高「オレの、ホークアイからは!!」




…………あれ?







近い………?







蒼依、縁side

……!!まさか!!

高尾side

フッ

見失った!?嘘だろ!?

落ち着け!!黒子は見失っても、火神の居場所はわかる!!

ボールと火神の間に飛び込めば…。

ドッ

!?ボールをぶん殴っ……

ボールはオレの手をすり抜け、凄い速さで飛んで行った。火神が取って走る。

あのボールを取るほうも取るほうだ。

ホントマジかよ!?


蒼依side

ボールを叩いて加速させた!?
そんな…なにそれ…。

縁side

しまった!!
これが狙い…。
取られても取られてもパスを出し続けたのは、和成君の目を自分に集中させ、視野を狭めるため…。
今の和成君のホークアイの視野は…。

黒子君が和成君のマークを抜けられるようになってから、誠凜は勢いをつけて追い上げてきた。

誠凜のシューターは3Pを打っていき、点差は縮んでいく。

そして、残り3秒で、逆転された。

火「勝った…のか…?」


高尾、蒼依、縁side

まだ勝ってない!!/ねえよ!!


蒼依side

高尾君が真太郎にパスを出す。

真太郎はシュートを打つためにジャンプした。
火神君が無理に飛んだ。

な!!なんで飛べる…?脚は完全に限界なはず…。

見ると、驚いたことに真太郎がボールを下げた。
火神君が飛ぶことを読んでた!?

やった、逆転できる!!

と思った時。



ダンッ




「僕は信じてました。火神君なら飛べると。そして、それを信じた緑間君が、もう一度ボールを下げると…!!」











黒子君がボールを叩き落としていた。

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