第15章 秀徳 対 誠凛
高尾side
監「木村、高尾。マークチェンジ。高尾は11番につけ」
高「え?はい」
11番つったら…あの小柄な奴か。
言われた通り11番につく。
………。コイツ、オレと同じような感じがすんな。
なんか気に入らねえ。
言ってみれば同族嫌悪?
そんな感覚がした。
性懲りもなくパスを出そうとする。
無駄だってのに、全く。学習しねー奴だなぁ。
真ちゃんも、ついにゴール下から3Pを打ち出した。
もちろん全部入ったぜ。
オレはパスカットをして真ちゃんに回す。
真ちゃんは3Pを決める。
その繰り返し。
縁ちゃんも蒼依ちゃんも、なんか心配してたみたいだけど、全然大丈夫だわ。
第一クオーターはこうしてオレ達が点差を開いて終わった。