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もう、なにも怖くない

第15章 秀徳 対 誠凛


縁side

こっちの試合は大丈夫そうだ。

問題は…あっちだ。
誠凜対正邦。

正邦は古武術とかいうものを使う、秀徳、西泉館と並ぶ、東京の三大王者のひとつ。

誠凜は去年、三大王者にダブルかトリプルスコアかなんかで惨敗したらしいけど…。

見たところ、あんまり引けをとってない。

そしてやっぱり…あの2人組。

縁「火神大我君と…黒子テツヤ君…あの2人が…」

蒼「縁…?」

隣で蒼依が心配そうにしているが、全く気付かない。

縁「黒子テツヤ君は…大丈夫かな。問題は…火神大我君…」

記録用紙に書き込む。

高「縁ちゃんすげーな。周りの声が聞こえてねーや」

緑「お前も見習うべきなのだよ」

高「へ~い」

…………ん?

縁「私がどうかしましたか?緑間君に和成君」

高「ん?いや?別に?」

????????

縁「なにかあったら言ってね」

高「サンキューな!!」

なんだったのかな?なんか噂されてた気がしたんだけど。

蒼「誉めてたんだよ、縁を」

蒼依が教えてくれた。

……よく……わかんない。

蒼「気にしなくていいよ」

……なら、いいか。

さて、あっちはどうなってるんだろう…。

ん?

火神君と…あれは…キャプテン?が言い争ってるのかな?

しかも火神君だけじゃなくて黒子君まで戻してる。

あれは…その場しのぎやなんかじゃない。あれは、私達の時のため?

相手は勝つ気でいると言うわけか。

なら、受けて立たなきゃね!!





高「なあ真ちゃん、なんかさっきから笑ってない?」

緑「…なんでもないのだよ」



蒼「ね、縁。なんか張り切ってない?」

縁「いや、みんなが頑張ってるから私も頑張らなきゃって」

蒼「高尾君のためでしょう?」

縁「なっ//からかわないでッ//!!」
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