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もう、なにも怖くない
第5章 秀徳高校にて
入ってきた私に、みんなの視線が集まる。私はそれを実際に見た訳じゃないけど、感覚でわかる。
「地方から来た片桐縁さんよ」
松永先生は私の極度の人見知りのことなんて知らない。実際今にも倒れるか倒れないかの極限状態。うぅ、め、めまいが…
「じゃあ軽く自己紹介してくれる?」
ほら、やっぱり来た。
ドクン…!
ヤバい。私、発作起こして倒れるかも!!
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