第11章 片桐姉妹の能力
縁side
私の提案で蒼依はバスケ部副マネージャーとして入部した。
武道とバスケにしか興味ない蒼依だから、ここに入れなかったら帰宅部だっただろうな。良かった。
一応副マネージャーの蒼依にマネージャーの仕事を教えていた。
大「少しいいか?」
大坪さんに呼ばれ、振り向くと、ご丁寧にレギュラーの皆さんが集まっていた。
私と蒼依は顔を見合わせながら集まっているところに混ざった。
大「すまない、少し聞きたいことがあっただけだ」
縁「…?はい、なんでしょうか」
大「お前達、なにか得意なことがあるだろう?」
蒼縁「………はい?」
高「大坪さん、それじゃわかりにくいッスよ~。つまり、さっき見せたやつだよ」
宮「どっちがどっちかよくわかんねーけど、新入りのほうがめっちゃ足が速くて、マネージャーが……よくわかんねー」
蒼「ああ~。宮地さんと高尾君、ありがとうございます。はい、ありますよ」
緑「それを詳しく教えてほしいということなのだよ」
蒼「あ~…私もよくわからないや。なにか理屈はあったんだけd縁「私が言います」」
蒼「あ、よろしく」
縁「蒼依のは簡単です。ただ脚力が異常に強いんです」
全「脚力?」
縁「はい。蒼依は生まれつき、人の数倍の脚力をしていました。それに、空手や柔道、合気道その他諸々でさらに脚力を身に付けた、というのが蒼依です」
高「なに?蒼依ちゃんそんなやってんの?空手だけじゃなく?」
蒼「あ、はい。空手、柔道、合気、居合、カンフー、中国拳法、日本拳法、弓道、南部、メビウス気流法、少林寺拳法、あとなんだっk全「やりすぎだ/なのだよ!!!!!」」
高「ま、そんなにやってれば脚力もつくわな」
縁「脚力だけじゃなく、動体視力もすごいですよ」
緑「それより体を壊さないかが心配なのだよ」
蒼「緑間君は優しいですねニコッ」
緑「な//オレは別に//同じ部活の仲間だから心配しただけなのだよ///」
全(ツンデレ……)
蒼「大丈夫。私、これで13年間やってきましたから。心配してくれてありがとう///」
緑「あ、ああ//」
高(ヒュー、あっついね~)
縁(お幸せに、蒼依)
他(なんなんだよこいつらは)