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もう、なにも怖くない
第5章 秀徳高校にて
ああ…怖い…
私は瑠璃色の髪をいじりながらため息をついた。
今私は、秀徳高校の職員室にいる。
今日から私は転校生ということでここに入学するのだ。
きっと自己紹介とかさせられるよね。
4歳から病院暮らしだった私には、大勢を相手に1人で話をするなど考えられなかった。
1対1でも無理なのに…。
「片桐さーん。時間よ。ついてきて」
担任の女教師が私を呼んだ。
はあ、時間か…。私は女教師についていった。
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