• テキストサイズ

もう、なにも怖くない

第10章 んじゃ、そういう肩書きで by蒼依


高尾side

いや~、昨日の夜は全っ然寝れなかったぜ。
なぜかって?理由は簡単。

縁ちゃんのことを考えてたから。
昨日屋上で見聞きしたこと。
そして何より、キスしたこと。

うはぁ、やべ。またニヤケが。

真ちゃんの家の前で真ちゃんを待つ。勿論、チャリアカーで、ね。
お。出てきた出てきた。

緑「……………ムスッ」

高「よー、真ちゃん。おは…よ…」
なななな、なんだか凄い不機嫌…。
あ。もしかして…。

高「なあ、真ちゃん。今日のラッキーアイテム…手に入った?」

緑「……キッ」

うわすげー顔…。やっぱラッキーアイテム手に入らなかったんだな。

高「…とにかく、乗れって。な?」
真ちゃんは不機嫌そうにリヤカーに乗りこんだ。

高「…よっ…」

ペダルをこぎだす。

無言。気まず~…。

ん?あれは…。

高「縁ちゃんと蒼依ちゃん!?おーい!!」

オレの叫び声に、2人も気付いた。蒼依ちゃんに引っ張られて縁ちゃんも走ってきた。

高「おはよー、お2人さん!」

縁「おはようございます」

蒼「おはようござ…い…ま…」

蒼依ちゃんが唖然としてる。
多分、いや絶対リヤカーに乗ってる誰かさんだね、理由は。
/ 110ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp