第10章 んじゃ、そういう肩書きで
by蒼依
縁「…?バスケ部、だけど…。高尾君と同じで」
蒼「そっか。あ、ありがと」
お礼を言い残して蒼依はお風呂へ行った。
私と同じ気持ち?
緑間君の部活?
……………私の気持ち、か。
なにかな?バスケが好き?
蒼依が大切?
それとも、高尾君が好き?
わかんないや。寝よ。
浴室の前まで行き、蒼依に聞こえるように大きな声で、おやすみと言った。中からおやすみと返事があり、寝室へ向かった。
ベッドに入り、高尾君のことを考えていると、いつの間にか眠りに落ちた。
蒼依side
湯船に鼻まで沈む。緑間君が頭から離れなかった。
なぜか。答えは簡単。
彼のことが好きだから。
はぁ…
蒼「…変なの」
何に対してかよくわからないまま、私はつぶやいた。
そして私は、バシャンと湯船に頭まで沈んだ。