第10章 んじゃ、そういう肩書きで
by蒼依
視点がコロコロ変わります
その日の帰り、たまたま校門で会って、一緒に帰ることになった4人です。
高尾side
やべー、嬉しすぎるぜ、ちくしょー!!
縁side
ああぁ、いくら付き合うことになったとはいえ、き、き、キスしてしまうとは……。
蒼依side
うう、キンチョーした…。まさか緑間君と2人で学校を見て回るなんて考えても見なかった////
緑間side
全く、心臓に悪いのだよ。転校生だから、ただ学校の案内をしただけだというのに、なぜこうも心拍数があがるのだよ。
それぞれがチャリアカーの両隣で、自転車部分で、リヤカーの中で、今日を振り返っていた。
高尾side
嬉しーぜ。ちくしょー!!
あれ、そういえば、さっき校門で会った時、蒼依ちゃんと真ちゃん、一緒にいたよな?何してたんだろ。もしかして…グフフ
高「なー、蒼依ちゃんと真ちゃん?さっき一緒にいたけど何してたわけ?」
緑「そんな疑わしい目で見るな。た、ただ蒼依に学校を案内していただけだ」
高「にしては動揺してない?なんか、蒼依ちゃんを蒼依って名前で呼んでるし」
蒼「あ、いや、緑間君の言ってることは事実です。名前で呼んでもらってるのも、私が頼んだからですっ」
高「ふーん」
緑「お前達こそ、さっき一緒にいただろう」
蒼「そーですよ」
緑蒼「そっちこそなにをしてたんですか/のだよ」
縁「えっあいや別に」
高「それ聞いちゃう?いや~、実はs縁「高尾君!!!!!!」はい、さーせん」
縁side
ああ、もう。なにがあったかなんて言える訳ないじゃん…。高尾君にくぎ差しとこ。
縁「高尾君、言わないでくださいね」
高「えー」
縁「い、わ、な、い、で、く、だ、さ、い、ね?」
高「はーい」
不安だ……。