第9章 発覚そして始まり
高尾side
んあー…授業終わったー…。
でも、これからなんだよな~、ドキドキするのは。
縁ちゃんにお呼びだしされてるから。
ま、とにかく屋上行くか。
ってあれ?
数m先に、縁ちゃんがいた。辺りを見回してから、使われていない実験室に入っていった。
なにしてんだろ
見に行くことにした。
歩きながら、勝手に色々想像していた。
何の用事かな?もしかしてオレへの恋文とか?
まさかね~。
実験室の前まできて、こっそりなかを覗いた。
そしてオレは目を疑った。
縁ちゃんは、注射器で、なにかを自分に注射していたのだ。
無意識のうちに声が出た。
高「縁…ちゃん?」
縁ちゃんはぎょっとしてこっちをみた。
オレ達はそのまま凍りついていた。