第9章 発覚そして始まり
今更の蒼依side
転校したのは3組だった。
ちゃちゃっと自己紹介して、席につく……ハズだったんだけど、空いてる席ないんだって!!
マジか…。
だから、誰かの提案で、私が席を決めることになった。
うーん…。みんな誘うような視線をしてる。そういう人はイヤ。いちいちうるさいから。
見回すと、1番後ろの左端に、興味なさそうにしてる緑髪の人がいた。
良かった、いてくれた。
私はその人の隣に机と椅子を持って行った。
蒼「よろしく」
「あ、ああ。よろしくなのだよ」
なのだよって面白い語尾だな。
ドキン
へっ?ドキンって…
もしかして、私……。
コ イ シ チャ ッタ ?