• テキストサイズ

もう、なにも怖くない

第6章 放課後にて


大坪さんは笑って、頼んだぞ、と私の肩に手を置いた。そして、向こうの方でたむろっている人達に向かって走っていった。


私はしばらく資料に目を通していたが、視線を感じて顔をあげた。

視線の主は高尾君だった。

縁「………?どうかしましたか?なにか、言いたいことでも?」

高尾君はふっと視線を逸らして、小さく言った。

高「…言いたいことがあるってのは正解、かな。今日さ、一緒に帰らねー?そのとき言うわ」

私は訳が分からなかったけど、お誘いには乗った。

縁「え?はい、いいですけど」

高尾君はまたぱっと笑顔になった。
まただ。なんでだろう。お誘いに乗っただけなのに。
ドキン
あれ?なんだか私の体も変だ。ちゃんと注射したのにな。

―――――――
こちら練習中組side

木「なあ、あいつら何やってんだ?」

宮「なんか、見つめ合ってねえか?だとしたら高尾のやつ轢いてやる…」

緑「シュッ…スパン!……はぁ…どいつもこいつも…阿呆らしいのだよ。しかし、確かに高尾はなにをしているのだよ。今は練習の時間だろう…呼びかけてやるか。
高尾ぉ!!なにをしているのだよ!今は練習の時間だろう~!!」

――――――――
再び縁達side
高「うおっ何だ、真ちゃんか。わりーわりー、今行くわー!!じゃ、これからよろしくな。マネージャーさんよ」

縁「は、はい!!こちらこそ」

高尾君は、ポンと私の頭に手を乗せ、そのまま走っていった。

――――――――
木村さん、宮地さん、大坪さんのキャラが分からなかった…ファンの皆さま、すみません!
/ 110ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp