第6章 放課後にて
大坪さんは笑って、頼んだぞ、と私の肩に手を置いた。そして、向こうの方でたむろっている人達に向かって走っていった。
私はしばらく資料に目を通していたが、視線を感じて顔をあげた。
視線の主は高尾君だった。
縁「………?どうかしましたか?なにか、言いたいことでも?」
高尾君はふっと視線を逸らして、小さく言った。
高「…言いたいことがあるってのは正解、かな。今日さ、一緒に帰らねー?そのとき言うわ」
私は訳が分からなかったけど、お誘いには乗った。
縁「え?はい、いいですけど」
高尾君はまたぱっと笑顔になった。
まただ。なんでだろう。お誘いに乗っただけなのに。
ドキン
あれ?なんだか私の体も変だ。ちゃんと注射したのにな。
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こちら練習中組side
木「なあ、あいつら何やってんだ?」
宮「なんか、見つめ合ってねえか?だとしたら高尾のやつ轢いてやる…」
緑「シュッ…スパン!……はぁ…どいつもこいつも…阿呆らしいのだよ。しかし、確かに高尾はなにをしているのだよ。今は練習の時間だろう…呼びかけてやるか。
高尾ぉ!!なにをしているのだよ!今は練習の時間だろう~!!」
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再び縁達side
高「うおっ何だ、真ちゃんか。わりーわりー、今行くわー!!じゃ、これからよろしくな。マネージャーさんよ」
縁「は、はい!!こちらこそ」
高尾君は、ポンと私の頭に手を乗せ、そのまま走っていった。
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木村さん、宮地さん、大坪さんのキャラが分からなかった…ファンの皆さま、すみません!