第6章 放課後にて
私があまりに見つめるものだから、緑間君は恥ずかしくなったみたい。
緑「な、なんなのだよ。オレの顔をじろじろ見て」
私はそれではっとした。
ややややヤバい。髪に見とれてましたとか言えない!変態すぎる!緑間君は、しばらく黙っていた。そしてなにかに気付いたように切り出した。
緑「お前…もしかして今日うちのクラスに転入してきた…」
え…ええええええええええええええ!!!???
まさか緑間君…私と同じクラス!?
高「えっえっ?もしかして、2人して気付いてなかったっての?」
はい…全く。ていうか知らなかった…
緑「ああ。全く気付かなかったのだよ」
高「あ、あなた方本当に大丈夫なの…?」
そんな心底呆れた顔しないでくださいよ…。
とにかく、と、大坪さんが割って入ってきた。
大「とにかく、マネージャーの仕事を教える。ついてきてくれ。ついでに高尾も」
縁「はい。よろしくお願いします」
高「ついでって何スか大坪さん!!」