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もう、なにも怖くない

第6章 放課後にて


高尾君に連れて行かれたのは…体育館。バスケ部は体育館で活動しているわけね…。

高「ここがオレ達の部活。秀徳高校バスケ部だよ」

バスケ…懐かしい…。
父さんや母さんとよく手合わせしてたっけ…
はっ!いけないいけない!思い出しちゃ…。

高「んじゃオレ、ちょっと着替えてくるわ。テキトーに見学しちゃって!!」

高尾君は爽やかにそう言うと、更衣室に走っていった。
あ、ちょっと…
私は1人取り残された。1人………?1人!?
や、ヤダよ!1人とか…無理だよぉ…。
あまりにガタガタしていたため、こっちに近づいてくる人に気付かなかった。
だから、

「見学k『いぃやああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!』」

みたいなことになったのだ。
私の悲鳴は体育館中にこだました。
一瞬にして体育館は静まり返った。
私に話しかけてきたらしい人は、かなり焦ったようだった。
?「そ、そこまで驚かなくてもいいだろう!!」
無理無理無理無理…!
私は頭を耳を塞いでしゃがみこんでしまった。私の周りから色々聞こえてくる。

?「……キャプテン。これはオレの責任なのですか?」
?「さぁ、オレには何とも言えんな」
?「それよりどうすんだよ?この子」

ぅあ…ヤダ…うぅ…

タッタッタッタ

高「ちょっとちょっと~!すんごい声聞こえたんですけど!!」
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