• テキストサイズ

もう、なにも怖くない

第6章 放課後にて


縁side

結局、今日1日は、全ての教科を高尾君に見せてもらった。
終礼を終え、放課後になった。
松「あ!縁ちゃ~ん!」
松永先生…か。まさかのちゃん付け…。まあ、いいか。
松永先生は私に教科書類が入った袋を渡しながら、謝ってきた。

松「ごめんなさいね。本来なら教科書類をきっちり準備をするはずなのだけど…。こちらに手違いがあったらしくて、今さっき届いたの。迷惑かけてごめんね。縁ちゃんに…高尾君」

高尾君!?いつからそこに!?
高尾君はニカッと笑って言った。
「いいっすよ~仕方ないことですしね~」

言い際にポンと私の頭に手を置いた。

ボンッ////

私も爆発しそう。高尾君の手の温かさが私の頭にも伝わって…ってムリムリムリムリ!!

縁「あの…高…尾…君…。手…どけ……」

私が言い終わらないうちに高尾君は大慌てで手をどけた。

高「うわわっごめん!大丈夫!?顔、なんか紫色だよ!?」

うぅ…私、本当にあと二年生きていけるのかな…。

ドクン

うぐっ!これ…発作の…。あ、そうだ…今、何時…?

3時56分

ひゃああっ!ヤバい!

縁「ごめんなさい、少し用事があるので失礼します」
松「このあとクラブ見学よ~?」
縁「す、すぐ…戻ります…!」

急げー!!私は誰もいない部屋に飛び込み、バッグをあけて箱を取り出した。
/ 110ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp