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もう、なにも怖くない

第5章 秀徳高校にて


高尾side

今日は転校生がきた!
その子は片桐縁ちゃんって言うらしい。先生の指示で空いてたオレの隣の席にきた。
ちなみにチョー美人だぜ!高尾くんチョーラッキー
1時間目はクラスのヤツらがこぞって質問に来るもんだから話せなかった。
だから休み時間に話すことにした。
あからさまにぐったりしてる。人付き合い苦手って言ってたっけね。
縁「…………が恨めしい…」
今縁ちゃん、なんか言わなかったかな?恨めしいとかなんとか…。
高「なに?なにが恨めしいって?」
縁「えっあ、いや、別に…」
イヤイヤイヤイヤ、あからさますぎっしょ、それは。……あれ?
高「うわぁ、な~んか髪キレイだなって思ったら瑠璃色なんだ~!」
露骨にびっくりされた。
縁「今、なんて?」
高「ん?だから、髪キレイだなって!」
もう一度言ったら、今度は唖然とされた。もしかして、言われたことないのかな?
聞いてみたら今まで1度もないらしい。こんなにキレイなのに。
つい口に出してしまった。
縁ちゃんは、うつむき気味になって、
縁「そう…ですか?青くて…気持ち悪くありませんか…?」
と聞いてきた。オレは思わず、
高「そんなことない!この髪誇りにしていいと思うよマジで!」
と勢い良く言ってしまった。
縁ちゃんは目を丸くした。
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