第17章 合宿、そして…
ケンカ売ってるっつーより…その前の…「答えが半分」?
あのジャンプ力にはまだ先があんのか!?
緑「10本だ。お前がオフェンス、オレがディフェンス。1本でも取れたられたらお前の勝ちだ」
火「あ?どーゆーつもりか知らねーけど、10本連続で防げるつもりかよ?止めれるもんなら止めてみやがれ!!」
緑「安心しろ、オレの負けはない。今日の占い、オレはお前に順位も相性も完全に上位だ」
ザザザッ
ザシュッ
火神はなかなかゴールに近寄れない。
真ちゃんがディフェンスもすげーのは知ってっけど…ここまで抑えるかよ!?
緑「心外なのだよ。まさかオレが3Pしか取り得がないとでも?」
火神がまた一段と高く飛んだ。
飛んだ…ハズなのに。
パシッ
止めたぁ!?
なんでだ?ジャンプ力がある火神が、得意なハズの空中戦で必ず負ける。
火「くそっ…」
緑「やめだ。これでは何度やっても同じなのだよ」
火「なっテメエ…」
緑「いい加減気付け。バカめ!!どれほど高く飛んだところで、止めることなど容易い。なぜなら『必ずダンクがくる』とわかっているのだから」
火「!!」
ザッザッ…ジャリ
緑「行くぞ、高尾」
高「あり?バレてた?」
黒「……」
緑「WC予選でガッカリさせるなよ」
黒「…はい」