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もう、なにも怖くない

第17章 合宿、そして…


視点が団体で交互します。

蒼縁side

蒼「ねえ、ひとつ聞いて良い?」

縁「ん?なに?」

蒼「この前の予選見てて思ったんだけど…真太郎と火神君、地上戦ではほぼ互角だよね。なのに…なんで空中戦ではジャンプ力のある火神君を抑えられたのかなって」

高緑side

緑「火神を抑えられた理由?バカめ、オレのほうが強いだけなのだよ」

高「いやそーゆーんじゃなくて…うんハイそうだね!!」

緑「言っただろう。ダンクしかないとわかっていた。選択肢がひとつなら、そこにタイミングを合わせて飛べばいい」

高「いや、理屈はそうだけど…アイツだってダブルクラッチぐれー…」

蒼縁side

縁「うん。できる…と思う。けど、多分…多分だよ!?それができるのは右手でボールを持って左足で飛んだ時。けど、利き足である右足で飛ぼうとすると、ボールを扱うのは基本左手でしょ?実際見ていると、左手だと叩きつけるくらいしかできない…んだと思う」

高緑side

緑「つまり右手に比べて、左手が拙過ぎるのだよ」

緑「高く飛ぶだけでは空中戦とはいわん。むしろ、滞空中で戦ってこそ真骨頂なのだよ」

高「ふーん。けどいいのかよ。敵に塩あんな送っちゃって。フロで言ってたみたいに黒子まで成長したら…」

緑「………フッ。望むところなのだよ」

高「オレは望んでねっつの」
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