第6章 マネージャー
お兄ちゃんに誘われ放課後きた体育館。
なぜだろう
ここにいると落ち着く。
みんなと共に戦ったコート
もうすでに練習を始めてる部員たち
「徹。かれんを部室に連れて行って俺のロッカーに着替えあるから」
そう及川に声をかけるお兄ちゃん
着替え?
「かれんちゃん行くよ」
と及川に手をひかれ
着いた部室。
綾瀬と書いたロッカーを漁り始める及川。
これかと何か入っている紙袋を出した及川。
「はい」
と渡された紙袋
「外で待ってるね」
と言って出て行く及川
紙袋の中身を見ると
北川第一
と書かれたわたしの中学の時の青いジャージ、バレーシューズ、捨てたはずのセッター魂と書いてある練習用のTシャツ
「これは、、、」
コートに立っていたときの思い出が
毎日練習をしていたときの思い出が
走馬灯のように瞼の裏に浮かぶ。
涙が溢れてきて