第6章 マネージャー
放課後。すでに教室に残っているのは俺たち3人
ガラッ
と教室のドアの音で振り向く俺たち
「綾瀬さん」
教室にきた人物をみると主将の綾瀬さん
「いたいた!歌恋」
「お兄ちゃんどうしたの?」
目当ての人は珍しくバレー部員の俺たちじゃなくて妹のかれんちゃん。
「今日さ、うち監督いないんだよな」
と話し始める綾瀬さんに頭には?が浮かんでる様子のかれんちゃん
「歌恋お前部活来い!」
俺がさっきマネージャーの件を断られたのを連絡したからなのか
普段誘いにきたりしないのにかれんちゃんを誘いにきた。
その目的はなんなのかわからないけど
「おまえなら軽くアドバイスしたりできるから監督がわりになるだろ?」
と一言
確かにかれんちゃんは元セッターなだけあって周りを見る能力には長けているし
経験者だからアドバイスもできる
それに俺たちも何度も助けられてきた
「わかった」
「さて、お前らもいくぞ!」
と部室へと向かう