第6章 マネージャー
歌恋ちゃんをマネージャーに誘ってみたけど断られて理由を聞くも
「特に理由はないけど」
と寂しそうな顔をする。
なんでそんな顔するの?
「理由ないならいいじゃん」
と言ったら苦笑い。
ねえ、かれんちゃんは何を思っているの?
「かれんちゃんがマネージャーになってくれたらずっと一緒にいれるのに。」
俺ね?
小さい頃からずっと歌恋ちゃんが好きなんだよ?
かれんちゃんはあまり感情を表に出さないから
あの日、中学最後の試合が終わってかれんちゃんが俺の前で泣いて全て話してくれて
俺嬉しかったんだ。
かれんちゃんを守らなきゃって
あの日かれんちゃんが自ら捨てようとしてたトロフィーと賞状
きっとかれんちゃんが自分を許せる日が来たら
必要なものだと思ったから
俺は大切にとってあるんだ。
ねえ、かれんちゃん
こないだかれんちゃんは自分を許せたんだと思ってた。
でも、まだ自分を許せてないのかな?
かれんちゃんが自分を許せなくても俺はかれんちゃんを許してあげる
だから、、、
もっと頼ってほしいんだ。