第4章 高校
3人とも同じクラスで教室につく。
黒板には座席は出席番号順と書かれており
わたしたちの苗字はみんなあ行だから
席も近い。
鞄を机において席につくと
教室のドアに見慣れた人物が。
たぶん用事はわたしにじゃないだろうけど
「及川、岩ちゃんお兄ちゃんきてる。」
そう見慣れた人物とはこの学校の3年でバレー部主将のお兄ちゃん。
「綾瀬さんここ〜!」
と手をあげる及川に
お兄ちゃんはこっちへきて
「お前は、ここじゃなくて来るのが常識だろ〜?」
と及川の頭をぐりぐり。
「いったいいたい」
及川は本気でいたそう。
「まあ、とりあえず入部が決まってるお前らに入部届け持ってきた」
と言って2人に入部届けを渡す。