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ピンク色の少女

第2章 にーい








部屋の扉が
パタン、と静かにしまった。


シャル「これは…」


マチ「どうしようか。
もしかしてフェイタン酔ってた?」


フィン「あぁ悪ぃ。大分飲ませちまったわ」


マチ「じゃあなに言ってもダメだね
殺されないことを願おうか」



ハァ、とため息を付きながら
一人一人扉の前から消えていった


「んーっ!」


口を塞げれて声が出ない中
必死に声を出そうとするをフェイタンは
手錠をかけて更に動きを抑制する


フェイ「クク…」


恍惚とした表情を浮かべるフェイタンに
は冷や汗が背中に流れるのを感じた


首筋にフェイタンのひんやりとした指がなぞる

「っ、」

ビクリと仰け反ると手錠がガシャン、となる


フェイ「何か言いたいことはあるか?」


口にあてがわれた枷をフェイタンは外すと
笑みを浮かべながら口に指を深くいれた


「かはっ」


フェイ「さき見たいに喋てみるよ。

…ハ、シャルの匂いがするね」


(ああ、そういえば
あの話してる時シャルがくっついて来てんだっけ)


なんて、
こんな状況なのに頭の中でそんなことを考えた









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