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スタマイ ~sister side~

第5章 お茶はお茶でも


3人で三者三様の会話をしている頃、時は同じく姉も姉なりの奮闘を見せていた。

玲「いきなり魔王城に乗り込む気分だよ…」

−九条家 玄関ホール

宮「……ようこそ。お待ちしておりました。使用人の宮瀬と申します。厚労省の泉様ですね」

玲「は、はい」

宮「早速ご案内いたしますので、こちらへどうぞ」

玲「……!」

ーーーー九条家 お屋敷
宮「失礼します。泉様がいらっしゃいました」

玲「失礼します」

九「……あなたが、泉さん」
…なんとなく、だれかに雰囲気が似ているような…どこかでみたことあるような…いや、気のせいなのか。

九「九条です。本日は遠路遥々ようこそ。」

桐「……あー、分かった!」

玲「!?」

九「何だ」
相変わらず桐嶋は、声が大きいな

桐「どっかで見たことあると思った。あれですよ九条さん。」

「セントグレイシアの船上パーティーでぶつかった女」

玲「……!」

九「……ああ」
たしかに、セントグレイシアでと言われればそうなんだか。もっと、身近にいたはずだ。多分…

玲「その節はどうも御親切に……」

九「それで?」

玲「え?」

九「そのお礼の為にわざわざお越しになった訳ではないでしょう。本題をどうぞ。」

ーーーー
玲「はあ〜。疲れたなんか…」
とりあえず、関さんに連絡を…ん?

玲「うそ!!!!やった!!!!」
タクシーの中とは関係なしに、思わず叫んでしまった…
タクシーの運転手「お客さん、どうかしましたか?」

玲「よかったあ…、あ、えっと。妹が内定もらったみたいで!あんなに就活頑張ってたと思って、思わず声が…すいません。」

タクシー運転手「よかったですねえ。おめでとうございます」

李はあんなに、頑張ってたのに…私ももっと頑張れることあるんじゃ…
妹の嬉しいお知らせに、九条家でのことに気合が入る玲ちゃんでした。
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