第2章 休日のお2人☆
『龍之介、おはよ。』
「……おはよう。」
あれから数年が経ち、僕は20歳、は22歳になった。は一応歳上だが、が呼び捨てを許可しているため、そのままだ。
僕もも、特に変わった事はない。……いや、あるな。それは………
『今日から2日休暇取ってるし、逢引でも行く?』
僕らは恋人同士、ということだ。
………躰の関係でもある。
恋人同士であることは、とっくにマフィア内の常識と化した。←
『………それとも、一日中する?明日は動けないだろうけど。』
「〜〜ッ……!」
………この部屋は他の部屋と比べて広く、防音もしっかりされている。そして、異常な程の玩具があるのだ。が玩具を使ったプレイを好むからだろう。
『ほら、選びなよ。あ、もしかして2日連続でヤりたいの?』
「それだけは駄目だ。」
『……ふーん。じゃあ何がしたい?』
「………」
『……いつまでも無言なら強制的にヤるよ。』
「…………」
……本当はヤりたいなんて言えない。
[だってキャラ崩壊するからね。by腐男子]←
『何も言わないか。じゃあ……』
が僕を寝台に押し倒した。黒外套を脱がせられ、そのまま接吻をする。
酸素を求めて口を開けば、其の隙に舌を入れられ、口内を掻き乱される。静かな部屋に水音と吐息が響き、頭がぼやけていく。
ーsideー
俺が口を離すと、銀色の糸が俺と龍之介を繋いだ。
龍之介が蕩けた瞳で俺を見つめる。
「ッ……ん…」
俺は右手を龍之介の腹から胸へと這わせた。指で胸を触ってみると、甘い吐息が漏れだした。
「…あ……ぁッ………」
片手でズボンと下着を脱がせ、もう固くなったそこを弄ぶと、すぐに先端から液体が溢れ出す。
「……んッ…あっ……!」
胸を触っていた手を離し、龍之介の左脚の太腿を持ち上げた。ローションを中に入れてから、人差し指と中指をゆっくり中に入れた。
「んッ……!!」
指の根元まで咥え込んで、ギュウギュウと締め付けてくる。
指を曲げて引っ搔き回すと、龍之介は躰を仰け反らせた。
「あぁああぁ……ッ!!」
文字数…………