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お前の事、嫌いじゃないね

第4章 ☆03








朝目覚めるとあかねが
自分の腕の中で寝ていた

フェイタン「…寝てしまたか」


フェイタンは混乱していた
気に食わない女

それは間違いないはずなのに

なぜ自分はここにいるのか

なぜ寝顔を見て
こんな気持ちにならなければいけないのか

あかねが目覚めないときも
ずっとそばにいた


わからない、わからない

だけど、すごく気に食わない


いっそ自分の手で殺して
自分のものにしてみようか、などと
首元に手を置いてみる


フェイタン「…」


自分のつけた赤い花が顔を出す


「あ…フェイタンさん…」


フェイタン「ささと起きるね」


恥ずかしそうに服をきて
2人分のコーヒーをいれる



「どうぞ。」

フェイタンにコーヒーを渡すと黙って受け取り
飲み始めた


恥ずかしげもなく
上半身裸のままコーヒーをのむフェイタンに
心臓が高鳴るのを感じた



…やっぱり少し顔が緩んでる気がするな

なんて思いながら










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