第5章 記憶喪失 美鈴said
美「あの、2人はお知り合いなんですか?」
藤「あ、うん!こっちは横尾渉っていうんだ」
美「そうなんですか。横尾さんって言うんですね」
そう言って横尾さんの方を向くと、なんだか切なそうな目で私を見ていた。
藤「渉、ちょっといい?」
横「…あぁ」
2人とも部屋の外に出て行ってしまった。
美「なんか…私、色々と忘れてるのかも」
2人の様子を見ていた思った。
特に横尾さんのあの切なそうな目。
何だかモヤモヤする。
その後、2人が帰ってきたけど、モヤモヤが晴れることはなかった。