第7章 テーブル下の戦い(大宰夢)
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...とりあえず私の番が終わったらしいので、慌てて席に座る。それと同時に鴎外殿の呼び出しに頭を悩ませた。
...はて、殺されでもしたらどうしようか。
まだやりたい事は山々だし、第一自分が死ぬなんて想像がつかない。
「(....、死んだらお葬式とかしてくれないだろうなぁ。)」
別にお葬式されなくてもいいのだけれど、中也達に今後会えないと思うと少し寂しい気もする。
紅葉の姉さんとまだお茶会をしていないし、銀ちゃんとだって出掛けてない。
広津さんに相談聞いてもらいたいし、芥川を撫でくりまわしてもいない。
...考えるとやりたいことは沢山あるものなのだと1人で感心する。
「(しかし..、眠い。)」
次々と報告が上げられて行く中、私は首をカクカクとさせていた。
睡眠時間3時間未満となるとかなり眠気がひどい。4時間だったらまぁ良いとして、それ以下となると人間死んだ様になるのだとこの身をもって実感した。
「.....、柊。」
「...、あい。」
隣から大宰に手元をトントンと叩かれて、少しだけ意識が戻った。しかしまだ完全とは言えない。
半開きの目で鴎外殿の話を聞くものの、それはまるで子守唄の様で、再度目を閉じてしまいそうになる。
鴎外殿の声は聴き心地がいいからついつい寝そうになってしまう。
耐えようと頰を抓ってみたり、目をパチパチさせてみるけどやはり効果はイマイチ。
「ぁー...、.....、」
生憎私には部下というものはいない為、起こしてくれる人が隣の奴しかいない。
中也からは私が見えるか見えないかの位置だし、このままでは本当に爆睡してしまいそう。
.....一層の事寝て仕舞えば良いのでは、なんて考え始めるくらいに本気で眠い。かつてここまで眠気が酷かったことがあっただろうか。
もう何もかも考えられなくなってきて、睡魔が限界に到達したのですっと目を閉じた。
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