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恩讐の花嫁 【Fate/GO 巌窟王 夢小説】

第15章 第3部 Ⅰ ※R-18



「どうぞ、いらっしゃいませ。此方が、ご指名の娘でございます。正真正銘の生娘です。心ゆくまで、ご堪能くださいねぇ。……ほら、お客様がご到着なされたよ。あんたはただ、何をされても抵抗しなければそれでいいんだよ? 良かったねぇ?」
 初老の女性は、意地悪い笑みを浮かべており、その正面には、でっぷりと肥え太った男性が、既に鼻息を荒くしながら立っていた。

 肥え太った男性は、お初の手首を掴んで、そのまま畳を引きずって、屏風の奥へと消えていった。初老の女性は、お初を文字通り引きずって歩く男性の後ろ姿を目で追いながら、とんでもない内容のことを口にし始めた。
「ひゃひゃひゃ……、あのお客は、随分と好色でねぇ……。生娘を痛めつけるのが、何よりの快感だそうな。特に、生娘のアソコに、いろんなモノを突っ込むのがお好きなようでねぇ。コッチとしちゃあ、あんまり好き勝手されると、売り物にならなくなるからご遠慮願いたいんだけども、ああも羽振りが良いと、何も言えんわなぁ……?」
 そう言って、初老の女性は、その灰色の瞳を私へと向けた。本気で、背筋が凍てついたと思った。それほどまでに、女性の瞳からは、常軌を逸した何かが発せられていた。

「ひゃ、あ……、やめ、ぁ、やめ……、やめてください、お、ねがいします、おねがいしま、あああああああああ……!!?」
 ほどなくして、お初の悲鳴が聞こえた。
「そんな、いれ、あ、ぁ、こわれちゃう……! や、あああああああああああああああ!!!!!!?」
 お初の声に混じって、男性の荒い呼吸も聞こえてくる。
 ずちゅる、ぐちゅりと、何かの水音も聞こえてきた。

「そんでもって、あのお客は、生娘のアソコに直接口を付けて、その血を啜(すす)るのがお好きなのさ。全く、最高の趣味だわね……! あ、ひゃ、ひゃひゃひゃひゃひゃ……!」
 初老の女性は、心底愉快そうに、口を歪めた。


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