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恩讐の花嫁 【Fate/GO 巌窟王 夢小説】

第12章 第2部 Ⅱ



『流石は天草四郎。見事な手際だったよ。罪を告白させるのも、聖職者というワケか。極東の聖職者だって、侮れないな。』
 ダ・ヴィンチちゃんはそう言って感心しているが、それは何だか違うような気もする。でも、ここは言葉にしないでおく。

「マスター、ここに計測器を。ついでに、外の2人も呼んで来ましょう。今なら人払いの結界も張れますので、短時間であれば心配なく話ができるでしょう。ここで我々が得た情報を、共有してしまいましょう。」
「あ、うん。」
 それにしても、天草は何でもできるんだなぁと感心する。ここへ来てからだけでも、治癒魔術に洗礼詠唱、人払いの結界、ギアス。あとは……荒っぽい交渉術。何だか、底が知れない。



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