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恩讐の花嫁 【Fate/GO 巌窟王 夢小説】

第9章 希望



 今までの経緯を、簡単に説明する。私自身ですら、とても信じられない話だとは思うけれど、2人は真剣に聴いてくれた。
「センパイ、よくご無事で……!」
 マシュは、そう言って涙を零した。
「成る程ね。そんなことがあったのか……。全ては、簡単な任務だと言って、軽率にキミへレイシフトを依頼した私の責任だ。すまなかった。」
 ダ・ヴィンチちゃんはそう言って、目を伏せた。
「でも、こうして無事なんだから、大丈夫ですって! それよりも、その……、エド……、アヴェンジャーは……?」


「あぁ。彼なら今、急ピッチで霊基修復中だよ。まぁ、消滅しなかったのが不思議なぐらい、外も中もボロボロだったんだから。そうだなぁ……、あと3時間もすれば、オペレーションはひとまず終了する予定さ。終わるまでは、キミであっても立ち入り禁止だ。用があるなら、修復作業が終わり次第、キミの部屋へ向かうように伝言するけど?」
「ありがとう。でも、いい……。 その代わり……、その部屋の前で、待たせてもらっても、いい……?」

 ダ・ヴィンチちゃんは、「これは野暮なことを言っちゃったね」と、言って、扉から出て行ってしまった。
 ダ・ヴィンチちゃんの言葉に、マシュは不思議そうな顔をしていた。




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