第9章 希望
アルトリア、エミヤ、クー・フーリン、メドゥーサ、メディア。5人には、事情を話して、心から謝った。5人とも、私を責めるばかりか、それぞれ自らの至らなさを悔い始めたので、私はかえって悪いような気がした。5人とも、これからも一緒に戦ってくれるということで、最後には落ち着いた。こんな至らない私に、これからも付き合ってくれると言うのだ。私は、その返事を聞いて、胸がいっぱいになった。
さて、霊基修復が終わるまで、あと1時間ぐらいとのことだ。私はやはり、霊基修復が終了するまで、部屋の外、扉の前で待たせてもらうことにした。ここは、サーヴァントに対して各種調整を行えるスタッフしか出入りすることが無いらしく、人通りは極端に少ない。これは私の予想だけど、今回のような酷い傷つき方をしたサーヴァントだと、ダ・ヴィンチちゃんぐらいしか、オペレーションに当たれるスタッフはいないんじゃないかと思う。