• テキストサイズ

【黒バス】僕らは(一応)健全【男主】

第2章 合同合宿1


「じゃあ各自の部屋に荷物を置いたら、一旦ロビーに集合ね」

カントクが部員に指示を出す。

俺達はそれに従い、荷物を各自の部屋に持っていった。

部屋割りの結果、俺と黒子と火神が同じ部屋になった。

どう見ても嫌な予感しかしない。

しかも俺達の部屋は5階にあるため、荷物を持っていくのはかなり辛い。

『キツすぎるだろ…』

「はっ、そんなんでへばってんのかよ」

『うるせぇな』

何故か火神がいちいち突っかかってくる。腹立つ。




自分の部屋に荷物を起き、ロビーに向かう。

その途中、見た事ある奴を見つけた。

『なぁ高尾か?』

「ん〜?…って月希じゃん!久々だな!」

やっぱり高尾だ。変わってなさそうだな。

「高尾、そいつは誰なのだよ。」

緑髪の長身、緑間真太郎か。

実際に見るのは中学以来かな。

「こいつは中学一緒だった月希。帝光と1回戦ったけどぜんっぜん覚えてないよなぁ」

「あぁ、覚えてない」

その冷たい態度も変わってなさそうで安心したわ。

ということで秀徳御一行と、俺と黒子と火神が一緒にロビーに向かった。

そんでもって緑間と火神は目でバトってるし、黒子は「先に行きます」って言って先に行くし。

俺は高尾と仲良く話してるからいいけども。

「なぁ月希って彼女出来たのか?」

『んーいや、そんなすぐに出来るわけねぇだろ』

「まぁオレもいないんだけどな〜」

そう言ってケラケラ笑う高尾。

彼女なんて中学の時に2〜3人出来たぐらいで、そんなすぐ高校で出来るわけない。

なんて1人で考えていたら

「俺が月希のコイビトになろっか?」

と耳元で高尾が言った。

『おま……まさかそういう趣味が……』

「なわけないだろ!冗談冗談」

あの声のトーンは明らかに冗談じゃなかった。

最近やたらと色んな人に見られるんだが……まぁ気のせいか。
/ 16ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp