第1章 新しい生活に
蛞蝓さん?「ん?手前、そのリボン新入生じゃねェか?」
「あ。はい、そうです。今日からこの学園に…。」
蛞蝓さん?「入学式まで時間ねェぞ?大丈夫なのか?」
「ハッ…! そうなんですけど…。第2体育館がわからなくて迷子になっていて…。」
青鯖さん?「それなら、私が案内しようか。」
え?この人と?!でも、入学式に出られるならその方がいいのかな…。
「すみません、お願いします…。…ッ?!」
あれ?力が入らない…?っ!腰抜けてたんだ、どうしよ…!
と、考えてたら身体が浮いた。
「え?!」
蛞蝓さん?「手前、腰抜けてんだろ?連れてってやるから大人しくしとけ。」
蛞蝓さん?に姫抱きにされてしまいました。恥ずかしい…//
でも、下ろしてもらっても歩けないわけだから大人しくするしかないのか…。周りからの視線がとても痛いし、悲鳴も聞こえる気が…。
「すみません。」
蛞蝓さん?「気にすんな。処で、手前名前は?」
「あ!神楽坂凜音です!あの、お二方のは…?」
蛞蝓さん?「あぁ。俺は中原中也だ。中也でいいぞ。」
青鯖さん?「私は太宰、太宰治だ。」
帽子を被っている方が中也さん。首吊りしてた方の人が太宰さんか。
「中也さん。太宰さん。色々とすみません。」
中也さん「さぁ。着いたぜ。」と、太宰さんがドアを開けてくれる。
「あ!あの、もう大丈夫です!歩けますよ!」
忘れてたけど姫抱き状態じゃん!恥ずかしい…///
「本当にありがとうございました!…///」
恥ずかしかった…。
けど、とりあえず間に合ってよかった…。2人には感謝しなきゃだな。