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CottonCandy

第1章 新しい生活に


〈凜音Side〉

今日は星華学園高等部の入学式!
私は今日からこの学園に通う新入生なんだけど…。

現在、迷子。 この学園、広すぎるのよ!
第2体育館が何処にあるのか、わかんない!(泣)
どんだけ学園内回ったんだろう…。それさえもわかんないわよ…。


「んー。此処はどこなんだ?マップ見ても全然わかんないよ(泣)」
わかんないなりには歩いてるんだけど…。



「あれ?この木のところって。また、おんなじところにでてきちゃった?はぁ…。」
歩き疲れたし、木で休もうかなぁ。入学式とかどうでも良くなってきちゃった。どうせ辿り着けないし、。


気に近づいて、見上げてみる。と…
「え…?これって、人…?」

「きゃあああっ!!!人、人が…っ!!」
見てみると、人がロープで首吊りをしている。
腰が抜けちゃって、立ってられないし涙も止まらない…。
もしかして、もう死んでる…?自殺…?もうやだ。やめてよ。
また、人が死ぬところ見ないといけないの…?!


?「手前、どうしたんだ?大丈夫か?」
声が聞こえる。けど誰だろう?答えようとするけど声が上手く出せない…。でも、反射的に木を指さしていたみたい。

?「はぁ。おい!太宰!手前ェ降りて来やがれ!!」
吊るされてる人に声をける帽子の男の人。すると、吊るされてた男の人が目を開けた。

(…っ!?)

首吊り男「五月蝿いなぁ?人が気持ちよく自殺しようとしてるのに。邪魔しないでおくれよ…。」
帽子の男「手前ェいい加減にしろ!学園で自殺未遂なんかしてんじゃねェよ!」
首吊り男「蛞蝓は黙ってよ。耳障りだ!」
帽子の男「あ?!手前がこんな事してるからだ、青鯖!手前のせいで…!」

首吊り男「ん?君は誰だい?見ない顔だね?」

え…。こっち来るの?この人今死にかけてたよね?え?

「ッ…?!」(ズサッ)
反射的に後ずさっちゃった…。でも、ちょっとこの人怖い…。


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