第1章 新しい主。
あのこんのすけバッシング事件から十日後。
僕達の本丸生活は徐々に日常が戻ってきた。
そして、僕達はまたあの日と同じように大広間に集められた。
あの日と同じみんな座った。
集められた理由なんてすぐ考えればよく分かる。
新しい主のことだ。
加州「……」
加州は口数が減った。まあ、あと何日かしたらいつものあのうるささが戻るのだろうが。
襖が開き、こんのすけが入ってくる。
こんのすけ「えーみなさまのご要望通りに、不死身の審神者を連れてきました。先に説明しますと幽霊です。しかし、容姿は人間。生活も一般の人間と変わりありません。幽霊審神者についてそれ以外は黙秘します。」
まわりがざわつく。
鶴丸「こりゃ驚いたぜ!」
まあ、みんな幽霊の存在についてはにっかり青江の話によってかなり信じている方なので「そんなわけがない!」なんて言う人はいなかった。
たしかに、幽霊は不死身だ。
だって、もう死んでいるもの。
こんのすけ「えー……こほん。ではりんさん入ってください。」
加州「え……」
加州が驚く。
まあ、僕もその名前にハットした。。