第1章 新しい主。
こんのすけ「みなさまがここに集まっていただいた理由は新しい主についてです。なにか、ご要望はありませんか?できればその要望通りに審神者探しをしたいと思っていますが……」
大広間に集まった刀剣たちは自由に座った。
隣には加州、堀川がいる。その隣には和泉守もいる。
大広間がざわめく。
こんのすけ「特にありませんのでしたら……」
鶴丸「審神者は人間か?できれば死なないやつがいいのだが……」
いつもは笑いが起こるのだが今日はそんなことはおきない空気だ。
光忠「ちょ、ちょっと鶴丸さん。それは無理だって」
隣にいた燭台切光忠が鶴丸さんの袴の裾を引っ張る。
獅子王「俺も人間はいやだ。前の主みたいなことはなるべく避けたい。」
宗三「確かに……そうですね」
三日月「政府が、刀剣を扱えるくらいなら不死身の審神者だって扱えるのではないか?はっはっは」
鶴丸の発言からまわりの者がこんのすけへのバッシングを始める。
まあ、不死身の審神者なんて政府が用意することができないのはみんな知っているのだが。
こんのすけ「はぁ……仕方ないですね。わかりました。では……」
こんのすけは呆れたようで、速歩で帰っていった。
まったく不死身の審神者なんて笑っちゃうね。
僕の頭に沖田くんの姿が頭によぎった。