第16章 エピローグ
現在の中学サッカー界が管理サッカーという訳の分からないものに支配されそうになっていること、それに対して雷門中が革命を起こそうとしていること。円堂と鬼道を始めとするかつての仲間たち、もちろん風丸もそれを手助けしていること。すべて鬼道から聞いている。
「えっ、鬼道監督を知っているんですか!?」
「知ってるも何も。彼女、私と同じでサッカー部のマネージャーだったんだよ」
驚く天馬に秋が説明する。秋は次に花織を手で示すと花織の紹介を天馬に始めた。
「彼女は月島花織さん。私の同級生で元雷門サッカー部、イナズマジャパンのマネージャー。ついでに言うと最近噂の風丸選手の恋人よ」
「えっ……、ええええっ!!」
天馬が驚きの余りに後ずさった。花織は秋の自己紹介に困ったように笑う。そしてゆっくり立ち上がると天馬のことを見つめた。天馬はまだ困惑した様子で花織のことを見ている。花織は髪を耳にかけ、落ち着いて彼に自己紹介をした。
「初めまして、松風くん。月島花織です」
「ま、松風天馬ですっ!風丸選手にはいつもお世話になってて、今日も練習を見てくれて」
花織が挨拶をすれば、天馬もしどろもどろになりながら自己紹介を始めた。天馬の放った言葉に秋があら、と首を傾げる。